エルメス(HERMES)専門店

エルメス(HERMES)の歴史は、パリのランパール通りにティエリ・エルメスが、高級馬具工房を開いた1837年に始まります。

2代目シャルル・エミール・エルメスが、現在の本店所在地であるフォーブル・サントノレ24番地に工房を移し、鞍の製造・卸しに加えて直接販売も始めます。

1892年に 現在のバーキンの原型「オータクロア」を発売します。
時代を見越した3代目のエミール・モーリスは1903年にアメリカでフォードが自動車 の大量生産を開始したことから、馬車の時代が去り、自動車の時代が来る事を確信し、ライフスタイルもファッションも行動的になった女性たちに注目し、革のバッグやベルト、財布などの製作を始めます。

1930年代までには革製品にとどまらず、時計、宝飾品、フレグランス、ウェア、食器など様々な分野にも進出、市場も世界中に広がっていきます。

その後もクリスタルのサン・ルイ、靴のジョン・ロブなど有名なメーカーとの合併吸収も積極的に行っています。
これは事業の拡大というよりも失われていく伝統を守りたいという、職人芸を何よりも大切にしてきたことの表れといえるでしょう。

そして1935年ケリーバッグの原型「サック・ア・クロア」、1937年スカーフの製造と現在の定番となる製品を製作していきます。

1945年に今の四輪馬車と従者の商標を登録し、オレンジ色の包装紙を採用しました。
オレンジの包装紙は、第二次世界大戦中に資材が用意できず仕方なく余っていた紙を使ったもので、戦後、元に戻そうとしたところ惜しむ声が強かったため続投することになりました。

これがブランドの象徴とも言える「オレンジ」の歴史です。プレゼント用のリボンには毎年、年号とその年のテーマが書き込まれ、それとは別にクリスマス用の特別リボンも存在し、今では、リボンだけでもコレクターが存在するほどのアイテムとなっています。

ロベール・デュマ・エルメスは、シルクスカーフと香水に力を入れます。特にスカーフではシルクスクリーンによる技術を採用し、それまでの木版とは違う鮮やかな発色で大好評を得ます。1960年代には動物柄や幾何学模様の、遊び心溢れるネクタイも誕生します。

1956年グレース・ケリーにちなみ「サック・ア・クロア」を正式に「ケリー」と命名します。ハリウッド女優だったグレース・ケリーがモナコ公国レーニエ大公と結婚。現代のシンデレラストーリーと世界中で大ニュースになりました。その年のある日、彼女が妊娠中のおなかをエルメスのバッグで隠すようにした写真が雑誌「ライフ」の表紙を飾り、ロベール・デュマ・エルメス社長がモナコ王室の許可を得て「ケリーバック」と名称を変えたエピソードはあまりにも有名です。

エルメス(HERMES)の顧客には、昔からヨーロッパ各国の王侯貴族が連なります。
そして今も王侯貴族に愛され続けています。
伝統と気品、これを兼ね備えているのがエルメス(HERMES)です。
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